個人投資家がプロに勝つたった1つの方法
読者の皆様こんばんは。ゆうきです。
結論から言います。
ほとんどのプロに勝ちたいならドルコスト平均法を用い継続的にS&P500に連動するETFを買えば良いです。さらにそれ以上の成績を狙いたいなら、調整局面で集中的にS&P500ETFをどんどん買い増しましょう。それだけで十分です。機械的にこの方法を継続すれば、20年後には謙虚で聡明な貴方は多額の資産を形成できているはずです。
既に結論は出ていますのでここから先は読んでいただかなくても問題ありません。
ただ読者の皆様には僕のような遠回りをしてほしくないのであえて書かせていただきます。
僕も実際に投資を始める前から既にこの方法は知っていました。しかし投資を始めて現在に至るまでこの方法を実際に使うことはありませんでした。
なぜかというとこれはやはり人が行う投資には感情が常に存在していて、僕も例外ではなかったからです。せっかく投資を始めるのに、S&P500の1点買いはつまらないし退屈だと感じたのです。
数年前に投資を始め今も生活必需品や公益を中心とした高配当株にフォーカス投資していますが、残念ながらS&P500のリターンに勝つことはできていません。
もちろんこれから市場平均を上回ることはできるかもしれませんが、それでも前述したS&P500の押し目買いを狙ったパフォーマンスに勝つことは難しいと思います。
僕は元々インカムゲイン中心の運用をしていて、市場平均に打ち勝つことを目標にせず配当金100万円を達成すれば良いと考えています。そのため今のポートフォリオを変えるつもりはありません。しかし経済合理的に考えればこれは正しい選択ではありませんよね。
株価は世界中の政治経済のさまざまな要素の影響を受けています。個人投資家の経験や技術でどうにかできるようなものでは決してありません。それなのになぜか自分ならば勝てると思い込んでしまう。これは行動ファイナンスで人間の意思決定に影響を及ぼすとされる心理的なバイアスの1つ「自信過剰バイアス」と呼ばれるものです。
僕もこの自信過剰バイアスの罠にはまり抜け出せなくなっているのです。
賢明な読者の皆様は、このような間違いをせず最短ルートで投資を成功させてくださいね。
株価暴落に対処する方法
過去を振り返れば、株価の暴落は8~10年おきに1度は起きています。
「株価は階段で上り、エレベーターで下る」と言われるほど、株価の暴落は突然やってくるものです。
また10~15%程度の調整は2年おきぐらいには起こるもので、長期投資を続ける上で、避けて通ることはできません。
この事実から、株価暴落を予め想定したアセットアロケーションを組むことは、重要です。また僕を含め多くの読者様は、機関投資家ではないので短期のパフォーマンスを気にする必要はありません。
ではどのように対応するのが良いでしょうか。僕の場合は、決してフルインベストメントせずに現預金の保有比率を33%に設定し、株価の下落率にあわせて現預金から買い増しを行う方法をとっています。例えば株価が半値になった場合には、株式の時価総額に対して50%の買い増しを行うということですね。こうすることで理論上、株価が0になるまで買い増しを行うことが可能になります。
ただ現実的には株価の暴落といっても50%以上の下落はほぼ起こらないわけで、米国株であれば数年後には元の水準に戻る可能性がかなり高いわけですから、高いリターンを狙うのであれば10%の下落で20%ずつ現預金を投入しても良いと思います。このへんは個々のリスク許容度により差が出てくる部分ですね。
頭で暴落は必ず起こるとわかってはいても、実際に株価が急に下がってしまうと多くの人が狼狽売りしそうになってしまいます。そうならないよう予め対処方法を決めておくことで、暴落相場を上手く乗り切りたいですね。
2018年3月14日時点のポートフォリオ
2018年3月14日時点のポートフォリオです。
今は米国株のPERがやや高めですので、欧州株の割合を増やしています。
PM
フィリップ モリス インターナショナル
9%
NGG
ナショナル・グリッド
12%
VZ
ベライゾン・コミュニケーションズ
7%
KHC
クラフト・ハインツ
9%
BTI
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
9%
GIS
ゼネラル・ミルズ
10%
GSK
グラクソ・スミスクライン
9%
SO
サザン
9%
PG
プロクター・アンド・ギャンブル
11%
T
AT&T
8%
XOM
エクソンモービル
8%